BL漫画ばっかり読んでる。

高校の時後輩から乙女ゲームを借りたとき、

「ユッケってそういうの好きなの……」

とオタクの男子同級生に冷めた目で見られて以来、女性向けオタクコンテンツ(平たく言えばかっこいい男の子が売りのもの)を堂々と好きと言いづらくなった。

というか、むしろ勝手に自分の中に抑え付けすぎてちょっと嫌いな時期すらあった。

 


が。

なんか今年の初めあたりから突然「イケメンがイチャイチャするやつが見たい……」という精神状態になって、多分寒いからだと思ってたんですけど、いまだに続いています。

冬のユッケに起こりがち現象はこれの他に、スティーライヒを聴きまくる、にらみ合うプロレスラーの間に挟まれたい願望などがあります。

 

それとあれだ、歳とったのと在宅勤務の影響で良くも悪くも人目が気にならなくなったのかもしれない。(在宅勤務終わるからまた自分の中に葛藤が起きそうだな……)

 

 


◾️レジンコミックスの漫画ばかり読んでる。

興味が出て自分でも漫画を描いてみたいと思ってから、最近の創作BLはどんなものがあるのか、漫画サイトの試し読みや、pixivで個人的に描いている人の作品を探したりしました。

 

で、色々読んだけど「レジンコミックス」という韓国のレーベルの漫画に好みのテイストのものが多い気がしたので、最近読んでいるものはレジンのサイトで読めるもの(レジン以外のレーベルの漫画も取り扱っている)と、Comico(こちらもWEB漫画サイト)を利用しています。


まずこの二つのサイトは縦読みに特化したウェブトゥーンがメインなので、携帯で読みやすいというのもハマりやすかった点だと思います!


そして、好きな漫画はほとんどレジンのものなので「BLにハマってる」と言いつつ、どちらかというとレジンの漫画にハマってるという感じが強いかも。

週刊少年ジャンプが好き、みたいなのに近い。まあBLばかりだけど)

 

www.lezhin.jp

 

Comico

https://www.comico.jp/

 

■エロい。
ちなみにレジンはBL漫画がメインぽいけど男性向けのエロい漫画もあります。BLもエロいの多い……(小声)

お気に入りの作品紹介したいな、と思ったんですけど……

「エロ漫画じぇねえか!!!!」

……っていうのが気づいたら多くてなんか恥ずかしくなったのでちょっと今回は保留にします。

もうね、私が昔BL的なものを一番楽しんでた時期って未成年だったんでそんなに年齢制限掛かるほどの描写のものって見てこなかったのでなんというか……新しい扉開いた感もすごいあった。(私真面目なので未成年に禁止されてるものを進んで摂取してこなかったので。)

 

■フェチに気づく

BL読んでて最近混乱するのは自分のフェチに気づく瞬間ですね……

しかも最近人との交流が明らかに減ったのでこの自分の変態性がまずい時に出てしまわないか怖い……

 

ちょっと話が逸れるけど、オタク界隈で「萌え」という言葉に代わって最近「性癖」っていう言葉が使われることが増えてる気がするけどこれって「フェチ」のことだよね?

なんかこの言い方はなんか個人的に生々しく感じすぎるので、自分で口に出しにくいのですが、オタク同士だからか日常の会話でもぽろっと言う人がいる。これって若いオタクの間ではそんなにキモい表現ではないのか???

 

■主人公金に困りがち

何故か私が最近読んでるやつ「主人公お金に困りがち」なのが多い。これはレジンの得意なシチュエーションなのか、BL界隈あるあるなのかはにわかの私にはわからないけど……

嫌いじゃないです。(鼻息)

 

最近チェンソーマンのアニメ見始めたら冒頭で主人公が借金抱えてたので、単に物語始めやすい設定なのかもねと思った。

 

でもBLの場合、金困り系主人公は命がけの悪魔討伐とかデスゲームに参加したりはしない。金持ちのイケメンと愛人契約を結んだり、イケメンじゃないおっさんに体を売って苦労してるところに強いイケメンが表れてそっちと恋に落ちたりするパターンが……見える……見えるぞ……

 

ちなみに私が読んだ数作品の知識だけど、大抵主人公が金に困っているのは本人のせいではなくて親や家族の残した借金だったり、騙されてたりで不憫な場合が多い。

と、書いてて思ったけど割と王道なシンデレラストーリーだよねこれ。

 

■じゃあ男女のカップルの話でもいいじゃん。

って思うじゃん……

だけどどうも私は単純に男の子キャラが好きなので、男の子二人がメインなのが良いんだな、と気が付きました。

そしてもうこれは単なるフェチなので大きな声で言いづらいな、とも思った……

(リアルな同性愛を描くべきとも思ってないし、当事者でも多分無いけどBLが好きというあたり)

 

女の子って女性のアイドルとかキャラが好きだったり、目標にするモデルさんが居たりする人も多いと思うんだけど、どうも私はある段階からそういうの一切なくなってしまったらしく、女性で推し!みたいな人がいない……

(好きな女優さんとかミュージシャンはいるけど推しというほどではない)

 

これはちょっと悩みで、基本的に流行りのアニメでもメインキャラが女性ばかりのものだと全く興味がわかず、一応オタク業界で働いているのに全然流行をキャッチできてない気がする。(でも登場人物男ばかりのものもBL以外だとそんなに見ない)

 

■エロいマンガには乳首がある。

っていう謎の気付き。ちょっとしたものでも濡れ場のあるBL漫画はちゃんと乳首を描写しているなあというのに気づいた。(特別クローズアップされるわけでもなくても)

男性の乳首がセクシーポイントだとは思っていなかったんだけどそうなのか……!と思って今描いてるBL漫画では(直接的なエロシーン無いですけど)乳首描こうと思いました。

 

■エロシーンは無くても良いけど……

前述したように、好きなBL漫画読んでて「エロ漫画じゃねえか!!」が結構多い。

そしてかつて美少女ゲームが好きだったオタク男友達の多くが「ストーリーが良いからこの作品にはエロシーン必要ないんだけどね!」と言っていたのと同じことを言いたくなる自分がいます。(そんなこと言っても別にエロシーン飛ばさないだろお前っていうやつ。)

 

正直2話とか3話通して濡れ場のシーンだと「ハッ!私は何を読んでるんだ……!」となるんだけど、BL漫画(エロ漫画?)におけるエロいシーンって正統派少年漫画におけるバトルシーンみたいなものな気もするので、ある意味見せ場な気がするの。

そしてなくてもいいけどあるなら覗きたくなってしまう私がいるの……

 

ただ、私が読んでる金に困ってる系の主人公は結構望まぬ行為を強いられてる場合もあるので、そういうのが続くとしんどいですね……

でもその後に救済があるとその分幸福度が増すので必要な描写なのかなーという作品も多い……それを込みで主人公不憫なのが好きかもというのも新たな自分のフェチの発見でした……ひい。

 

あとはサービスシーンというだけでなく、何か主人公たちの関係性の変化とか親密度の表現として描写されてる作品はキャラクターに深みが出る気がするので良いなあと思う。

 

でも思い起こすと自分の胸キュンシーンは直接的な描写の部分ではなかったりする。(ホントだってば。)

 

■レジンの作品タグが謎。

謎だけどなんか好き。

作品タグって何のことかというと、その作品の要素を説明したタグが各作品のトップページにあって、同じ特徴の作品を探せるのですが、明らかに数点しか該当作品がないのに用意されたタグもあって面白い。「#後悔する攻め」とか(これは案外作品数あった気がするけど)何に??

そして韓国でも攻めと受けの概念ちゃんとあるのね……

 

余談だけど昔ゲイの友達が「攻めとか受けとかないからね」と言ってたからこれはBLの世界だけの概念なのか……と思ったけど「ネコっていわゆる受けのことだよ」とか教えてきたこともあったな……なんだったんだ……というよくわからない思い出がふわっと浮かぶ。

 

BL全く知らない人への補足:

攻め = ラブシーンで男性的な方

受け = ラブシーンで女性的な方

 

最近気づいたのは「年下攻め」というのが割と好きかもしれない……ということ。

これは幼い感じの子がリードするっていうより設定上年下のキャラの方がしっかりしてたり、支配的だったりするというギャップになにかぐっとくるものをk(略)

 

……

 

いやーーーーそれにしてもね、攻めとか受けという言葉がなんかもう長らく聞いてなかった使ってなかったので恥ずかしいですね……

 

■ハイファンタジーもののBLはなぜか頭に入ってこないものが多い。

というのにも気が付いた。

もともと現代劇よりファンタジーが昔から好きなんだけど、BLの場合は設定が現実世界とかけ離れすぎているとなかなか入り込めないことが多い。

時代劇ものとかは大丈夫。全くの異世界(転生ではない)もので設定の説明が文字に頼りすぎていたりすると「早く主人公たちのイチャつき見たい(鼻ホジ)」になってしまう低IQの私が出てくる……

多分私がBLに求めているものが、恋愛ものという要素なので、大枠の世界観よりキャラの心理描写に重きを置いたものが好きなのかもしれない。

でも今読んでるものの中でハイファンタジーのものもあったりします。これは吸血鬼ものなので、「吸血鬼」というのが設定を細かく説明されなくてもなんとなくとっかかりがあるからかも。それとキャラや絵が魅力的だと超えられるような気がする。

 

■しかし背景は大事。

だとも思った。好きな作品を読んでると「生活感」を感じるものが良いなと思って、この生活感の要因ってなんだろうとずっと考えているのですが、おそらく背景をちゃんと描写しているかどうかな気がした。

主人公の住んでる家とか頻出する場所の間取りがちゃんと設定あるんだろうなというのが解るとぐっとくる。

(ウェブトゥーンは背景が3Dなものが多いのでセットを組んでるものも多いと思う。)

 

あとは主人公の服装とか小物もそうなのかな。

現代劇のBL漫画だと時には髪型も変えたりしてもキャラクターがちゃんと立っていてこの人ってこういう服装するよな~みたいな説得力があると感動します。

正装するとまた新たな一面が!みたいな見せ方もいい……

 

Comicoのコメント欄が面白い。

基本レジンの漫画読んでますが、Comicoは無料で読める範囲が多いので課金したい優先順位がそこまで高くない作品で無料で読めそうな部分がある場合はComicoで読んでたりするんですけど、Comicoの各話ごとに読者が書き込めるコメント欄が面白い……

すごい作品内容に関してまじめにコメントしてて「うをーーあたしもそう思った!」みたいな気持ちになりながら楽しんでる。悪役に対して怒ってたりするのとか。

冒頭でも言ったようにBLの話を友達とした記憶とか超遠い過去なのでなんかほかの人の感想見ると嬉しい……

 

■そして今BL漫画描いてる。

終わらない。終わる気がしない……

もうしばらくこれだけをやろうと思っていた矢先、ありがたいことに絵の依頼がちょこちょこあったりして忙しくしていてなかなか取り掛かれない。でも相変わらずBL愛が冷めていないので、合間の時間で少しずつ進めています。

 

ハイファンタジーではないんですけど、結局ファンタジー要素のある作品です。

実は結構前にもBL漫画を描いたことがあるんですけど(これは吸血鬼ものだった)今回はそのころよりもBLを読んでいるのでよりそれらしいものにしたい……

 

でもね、本文55ページの同人誌を予定してて、今できてるの7ページだけなのよ。どうすんべ。

だけど「読みたい」と言ってくれる友達もいるので、頑張ろうと思います。

そういえば漫画制作日誌(日誌じゃないよな続けて書いてないから)もブログ記事で定期的に書こうと思ってたけどその余裕すらないのでした……