好きな映画リストを知りたい!と言って頂いたので、できるだけ簡潔な紹介(感想?)を添えたリストを作ってみた!
元々かなり前にメモしたリストから作ったのもあり、今思い起こすと違った印象になっていそうな映画も多いし、当然直近で見直していないのでふわっとした内容ではあります。
ちなみにかつてメモしていたこのリストは「おすすめしやすい」「比較的オススメしやすいが人を選ぶ」「誰に進めたらいいかわからない」という項目にわけていたもので、今回は「おすすめしやすい」から選んだのですが……今見ると全部おすすめしやすくないと思いました。
ここに入れてないけど一番割とちゃんと好きでおすすめできる映画は多分「クールランニング」です。「♪ジャナイカ初のボブスレーチーム♬」
■オススメしやすいもの(と当時思っていた映画リスト)
「ネーバーギブアップ!ネバーサレンダー!!」
こんなシンプルなセリフに深みが感じられる最後。スタートレックを知らなくても楽しめるパロディ映画。良脚本。
イーサン・ホークとジュード・ロウとユマ・サーマンというだけで眼福。生まれる前に身体能力や知力を判断される未来世界で不相応な夢を気持ちの強さで叶えようとする主人公に希望を見出しつつ、同時に予測できない運命に抗えない人間の物悲しさもある。
グロリア
少年と彼を守る女グロリアの逃避行。レオンの元ネタとの話もあるけど私はレオンを実は見ていない。グロリアのキャラ造形が魅力的。カサヴェテス監督が妻ジーナ・ローランズをグロリア役に据えて撮っているという情報もまたたまらん。
セサミストリートのコンビが送る人形劇。って聞いたらかわいらしいの想像するじゃん。見てほしい。むしろちょっとグロテスクな造形と細やかに表情を作るキャラたちを。本編よりメイキングが面白い……と元も子もないことを言ってしまう。ネトフリの前日談も良い。これもメイキングが良い。今は亡きジム・ヘンソンの関係者やキャラデザイナーのブライアン・フラウドとその息子トビーなどが作品の意志をついで作り上げた……というのが泣ける。
ドラえもん関連
80年代~90年代のドラえもんの映画はもう私の創作の深い部分に影響を与えていると思う。海底鬼岩城、魔界大冒険あたりが特に好きかな。でも一番見たのは大魔境と日本誕生。
マッドマックス 怒りのデスロード
行きて帰りし旅。私はセリフが少ない映画が結構好きなのだが映像のパワフルさでエンタメ性を保ちつつアート映画の要素もあって良かった。女を開放するのは女でなければ、というフェミニズム(この言葉は現在ではかなりセンシティブな響きになってしまったが……)なテーマも良かった。直接の性描写なくフェミニズムを表現したのも個人的には良かった。
良脚本のSF。細かいストーリー忘れてしまったけど、あらゆる可能性の世界戦を経験して主人公が恋人との関係において最善の選択をする話。これもちょっとビタースウィートな終わり方で良い。
言わずと知れた奴。今見たらCGとかはそこまででは無いのかもだけどいわゆる「王道のファンタジー」世界を実写で見られた感動がすごかった。
ロードオブザリング見てるとここからあそこに話がつながるんかーーーという感慨で泣けた。
知る人ぞ知る?オタクは皆知ってる?ガンカタというオリジナル武術が登場するSFバトル映画。のちにバットマン俳優にもなるしキムタクの吹き替えもするクリスチャン・ベールのドアップのどや顔がおもろすぎる。銃の持つ部分で敵を殴りまくるシーンも「草」ってやつですわよ。
きっとうまくいく
笑いあり涙ありの青春ものインド映画!確か大学生を演じるにはかなり大人な人が主演だった気がするが見た目が若くて後で驚いた記憶。インド映画らしく長いんだけどコミカルさと同時にキャラクターの人生を描いたシリアスな側面もあって良かった記憶。
マイケルに関しては死後も色々な噂が飛び交っているけどここに記録されているものはまぎれもなく彼が天才だった一面なので悲しさはあるけど存在してくれてよかった。
公開当時弟と一緒にハマってムーンウォークしてた。
言わずと知れたサイバーパンクの名作。主人公よりも人造人間のリーダーに惚れちゃうよね。とにかく美術が良いので好きな人はときめくはず。強力わかもとの映像を都庁にプロジェクションマッピングしてくれよ。
シングストリート (2016)
青春ミュージカル。ちょっと切ない感じもする。とにかく楽曲が良かったけど、男友達の評によるとモテモテなわけじゃない主人公が綺麗なヒロインと自然に恋に落ちる部分に感情移入できないらしい。設定上モテモテじゃないけど俳優が美形だから私は違和感を感じなかった記憶。
コードネームアンクル
スパイ映画。映像もスタイリッシュだったし、キャラも良かった記憶。俳優陣も……と思ったのだがアーミー・ハマーが性的暴行疑惑やらカニバリズム疑惑やらで姿を消してしまったんでシリーズ化しそうな雰囲気だったけどもう無いんだろうな……
ウディ・アレンのスリーパー
これは普通に面白い。ウディ・アレンと言えばラブコメみたいなのが多いけどラブコメ+SF。チープさありつつおしゃれ。でもね、ウディも近年性的スキャンダルで色々とアレなので好きだと言いづらい。彼の映画をよく見ていた時期は私自身も若かったし時代的な価値観も違ったから今見るとキツいものも多そう。しかしこの映画は非現実的な世界観だからまだ見やすいかも。
Vフォーヴェンデッタ
同僚に「つまらなかった」と言われたのでおすすめできないのかもしれないが、ウォシャウスキー姉妹が関わった映画ではこれが好きです。イギリスのコミック原作。巌窟王みたいな復讐劇。やはり最初に見たのが若い時だったから謎めいた仮面のおじさまがエプロンつけてナタリー・ポートマンに朝ご飯作ってくれるというシチュにときめいていましたね。今見たらどうだろう。
ジブリの高畑勲監督の確か第一作目。狂気。いや、この狂った感じは見て頂かないと伝えられないでしょう。狂気的にしようと絶対意図していなさそうなのがまた狂気。しかしこの独特の勢いと狂気は唯一無二な気がしている。ヒロインも不思議ちゃんだしちょっと怖いんだけどこの世代のアニメ少年たちは当時このヒロインに夢中?だったとか。CV:市原悦子さんです。
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アマゾンプライムとかで見られるものもあると思うのでよかったら見てみてくだされ!!
また「比較的オススメしやすいが人を選ぶ」リストもやります……きっと。
ちなみにおすすめしやすくなくなるほど量が増えます。