ズーマ/恐怖のバチあたり
1985年/141分/フィリピン 監督 ジョン・ラクイザ
古代遺跡から蘇ったククール人の末裔「ズーマ」がバチあたりな映画。
多分ジャンルとしてはホラーなのかな……
ちなみに日本版VHSのジャケット写真はズーマと娘の初対面時の様子……(意味わからないだろ)
ククール人がなんなのかとかはよくわからないが、とにかく、緑の肌に赤フン、そして肩から蛇が生えてる……というズーマのキャラクターデザインがなかなかどうかしてて忘れられず、遂に新宿TSUTAYAの倉庫に眠っていたこの映画を観ました!!
捕まっても蛇はみ出るかんね!
物語は古代遺跡が発掘されてしまったことでそこに眠っていたズーマも覚醒。
夜な夜な女性ばかりが殺される事件が起き、ついにズーマを捕獲することに成功!!
しかし、一人の女性がズーマの子供を身ごもっており……
っていう序盤のスラッシャーホラーから、パラサイトとかそういう寄生生物系ホラーぽいムードになりつつ、シュールな展開により突然物語は19年後に……
なんの話だっけ……という感じになるが、わりと観ていられた。(褒めている)
色々物語の展開は謎だったりしますが、映像面の演出は案外見慣れた感じで「ちゃんとしてる」という印象でした。
(同時期のインドネシア映画「デビルズソード ワニ人間の襲撃」と「首だけ女の恐怖」観た後だからかな……)
序盤のズーマが暗闇で女性達を殺害するシーンはちゃんとホラーしてた!(ライティングは結果かっこよかったぞ!)
それにしても肩から生えた蛇🐍🐍のせいで深刻な展開になってもコントみたいになってしまうのはわざとなのか……
↑これだけ見ると見た目は怖い怪物だけど心は優しくて誤解されてる系モンスター映画にも見えるが、終始一貫してズーマはバチあたりなのです…
この映画はとりあえず新宿TSUTAYAでは一応現在も取り扱ってるので、VHSデッキある方で暇過ぎる人は是非。(ハードル高)
※検索機で「ズーマ」と入れてもなかなか出ないので「きょうふのばちあたり」と入れてね!!
ざっと調べたら続編あるらしい……(日本版はなさそうだが)
そしてこの映画、前に紹介した真面目な映画「懺悔」と同時期なのね……世界広いな。
ガチやぞ。